うつ病講座

ニート君とマップ博士のうつ病講座-第3回「人間は3週間でうつ病になる。「警告反応期」「抵抗期」「疲憊期」」

~ 勝手にスペシャルサンクストゥ網野衛二先生 3分間 NetWorking ~

 

【登場人物】

マップ博士(はかせ)

メンタルヘルス分野にやたら詳しいオタク。

博士は自称。

精神疾患全分野の地図を作成するという野望を抱く。

毒舌家。

 

ニート君(ニート)

高校時代に色々あり、ひきこもる。

アニメ・ゲーム、オタク。

社会復帰をするため、博士の講座を受ける。

いじめられっ子。

 

 

まずは前回の復習から

はかせ
前回の復習からだ。
ニート
は~い。

 

はかせ
 イノシシに出くわした狩猟民族ニート君はどうなる?
ニート
ビックリする!
はかせ
いや、だから...メンタルヘルスケア用語で言うと?
ニート
え~っと...あ!「ショック相(しょっくそう)」!!

 

はかせ
よーし、じゃあ次。

その後ニート君は戦闘モードに入る。これを何という?

ニート
何でしたっけ...
はかせ
ほら!「スーパーサイヤ人というより界王拳」ってやつだ。
ニート
あぁ!「抗ショック相(こうしょっくそう)」!!

 

はかせ
よしよし。一応は頭に入っているようだな。
ニート
ドラゴンボールをからめると、なんだかよく覚えられるんですよね。
はかせ
おお。それ「超記憶術」っていうんだよ。

ジャンプの巻末に広告が載ってたな。懐かしい。

ニート
なんすか、それ?超記憶??

 

「警告反応期」 = 「ショック相」 + 「抗ショック相」

はかせ
まぁ気にするな。それより今日は前回の続きからだ。
ニート
うす。

 

はかせ
「ショック相」と「抗ショック相」、つまりイノシシに出会って戦闘モードになるまでの期間。

この期間のことを

「警告反応期」

という。

ニート
けいこくはんのうき??

 

はかせ
うむ。そうだな、別の例で説明してみよう。

例えば、ニート君が明日の講義に遅刻してきたとする。

ニート
...はい。例えですよね。
はかせ
あぁ、あくまで例えだ。

で、遅刻してきたニートくんは、私にこっぴどく怒られてヘこむ、これが「ショック相」

そしてその後遅刻してきた言い訳をはじめて反撃を開始する、これが「抗ショック相」だ。

ニート
言い訳しない。遅刻もしない...ブツブツ
はかせ
そしてこの、怒られてへこんだところから、言い訳で反撃をするところまでが「警告反応期」
ニート
目覚ましもかける。3つかける。5分ごと時間差で。いや、いっそ今日は寝ない。明日まで起きてる。そうすれば寝坊しない...ブツブツ

 

はかせ
さてニート君。今回の遅刻の例えと前回のイノシシの例え、どこが違うか分かるか?
ニート
ち、違い?違いですか?ぼくが強いか、ぼくが悪いか、かな?
はかせ
ドたわけ!キミが強かろうが弱かろうが、んなことはどうでもよい。
ニート
え?じゃあ何が違うんですか?

 

怒られても発動する臨戦態勢。狩猟民族のなごり

はかせ
物理的攻撃の危険性があるかないか、の違いだ。
ニート
おぉ!確かに。

さすがに博士でも遅刻しただけで殴ったりはしないですもんね。

はかせ
...
ニート
え?ええ?!

 

はかせ
それはさておき。

現代に生きる我々人間にも、狩猟民族だったころの反応が残っている。

そして、例え物理攻撃を受けない(怒鳴られる、怒られる)場合でも、その反応(臨戦態勢)が発動する、ということだ。

ニート
なるほど。

すごく怒られると、頭がカーッとしたり、逆ギレしたりするっていうのは、抗ショック相での反応ということなんですね。

はかせ
そういうことだ。

 

ニート君、頭の中はスーパーサイヤ人でいっぱい

ニート
つまり現代でも、ぼくたちはスーパーサイヤ人みたいに強くなれる!
はかせ
いやだから、スーパーサイヤ人っていうより界王拳だって。
ニート
何が違うんですか?

 

はかせ
キミってヤツは。前回の講義で言ったろ。

「反動がハンパない」って。

ニート
そういえばそんな話ししてた気が。どんな反動でしたっけ?
はかせ
っておい!キミは今、何の講座を受けているんだ。
ニート
何って、うつ病の講座ですけど...

あぁ!反動でうつ病になるんだった。

はかせ
そゆこと。

 

ようやく思い出しました。前回の講義内容。

ニート
そうだそうだ。

それで、ぼくが

「抗ショック相で2倍の力を手に入れた昔の人は、反動でみんなうつ病になったんですか?」

って質問して前回の講義が終わったんでしたね。

あれ?でも狩猟を行っていない現代でも同じ反応が作動するなら、現代の人もみんなうつ病になっちゃうってこと?

はかせ
にはならんよな。

いくらニートくんがヘタレでも、一度怒られただけでうつ病にはなるまい。

ニート
ま、まぁそうですね。ぼくもおとなですから。

それなりに打たれ強いですよ...コホン

はかせ
ほう、そうか。それはそれは。

これからが楽しみだな ( ̄∇ ̄)ニヤッ

ニート
あ、やっぱりそれほどでもないかも~。

 

はかせ
はいはい。

まぁ引きこもってたんだったしな。しばらくは手加減しておく。

続きいくぞ。

ニート
はーい!

 

すぐにはうつ病になりません。「抵抗期」は約1週間

はかせ
この界王拳みたいな抗ショック相の状態、実は結構長く続く。
ニート
悟空とべジータの時で、たぶん数時間程度だから。

それよりは長そうですね。1~2日間くらいですか?

はかせ
いや、約1週間だ。

そしてこの「抗ショック相」に続く約1週間の臨戦態勢の時期を

「抵抗期(ていこうき)」

と呼ぶ。

ニート
へー!1週間も。

 

はかせ
そうだ。

ちなみにこの「抵抗期」の間は、心身の異常を自覚することなく戦い続けることができる。

そしてこの間に、イノシシを倒したり、私の説教から逃れたりできれば、反動は少なく、ニートくんがうつ病になることもない。

ニート
ふむふむ。

ん?!じゃあ1週間過ぎちゃうと??

 

すぐにはうつ病になりません。「疲憊期」は約2週間

はかせ
抵抗する力がなくなって、ボコられる時期に突入だ。

「疲憊期(ひはいき)」

という。

疲憊期に入ると、心身の異常を自覚するようになる。

この時期が約2週間続くと、今度こそ本物のうつ病になれる。

ニート
なれるって...なりたかないですよ。
はかせ
だから、今も昔も、抗ショック相(界王拳)になったからといって、即うつ病になるわけではない。

ということになる。

ニート
ほー、なるほどー。

 

はかせ
うつ病のチェックシートを見ると、たいてい

「ストレスが2週間続いている」

っていう項目がある。

この2週間というのは「疲憊期が2週間続いているか?」を問うているのだ。

ニート
あー!ありましたありました。

病院に行った時に

「2週間以上続いている症状はどれですか?」

って書いてあった。

その後「死にたいと思う」とか「ずっと辛い」とか。 

 

3週間、高ストレスを受け続けると「うつ病」になります

はかせ
それだな。

結論として、うつ病の発症条件は

「高ストレス」+「3週間継続(抵抗期1週間 + 疲憊期2週間)」

が目安となる。

ニート
確かに界王拳を使った後ヘロヘロの状態で、さらに攻撃されたら身も心もボロボロですよねぇ。
はかせ
そういうことだ。

よし、では今日はここまで。

ニート
長かったですね、今日は。
はかせ
うむ。よく復習しとけよ。

ではニート君、今日のまとめだ。

ニート
はい。

 

 

まとめ

ニート君の「今日のまとめ」

  • 「警告反応期」:「ショック相」+「抗ショック相」
  • 「抵抗期」:臨戦態勢(約1週間)
  • 「疲憊期」:抵抗できずボコボコにされる時期(約2週間)
  • 3週間(「抵抗期」+「疲憊期」)を過ぎると「うつ病」発症

 

 

参考資料

『Road to Node』 - 「3分間NetWorking」

 

『文部科学省』 - 「第2章 心のケア 各論」

 

『ドラゴンボール』 19巻 20巻

 

 

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