医者・病院

よい病院の探し方。うつ病ならストレスの少なさで選ぶのがコツ

2017/05/30

よい病院と言っても色々ありますが、うつ病になった時のよい病院とは、ずばり!ストレスが少ない病院です。
 
うつ病は比較的長い治療期間が必要なため、必然的に病院に行く回数が非常に多くなります。
 
そのため、できるだけストレスが少ない病院を探しておかないと、
 
「病院に行くたびにストレスが蓄積されていき、それが元で、うつ病の回復に支障をきたす」
 
なんてことになりかねません。
 
よい病院というと、よいものがいっぱいある病院。
例えば、
 
よい医者・よい設備・よいスタッフ...etc
 
を探したくなります。
 
これは決して悪いことではありません。
ただ、そのよさに伴うストレスを軽視すると、後々痛い目にあいます。
 
自分にとって何がストレスになるのかをよーく考えながら、ストレスの少ないよい病院を探していきましょう。
 
 

 

うつ病は何科にいけばよいか?

では早速、よい病院探しの説明に入っていきたいところですが、その前に大事なことを勉強しておかなければならないんです。
 
それは
 
「うつ病は何科の病院にいけばよいのか?」
 
ということです。
 
これを知らなければ、よい病院どころか、病院そのものを探せません。
 
心療内科とかクリニックとか、何となくそのあたりっぽいけど、実はよく分かってない、という人が多いと思います。
 
なので、まずは
 
「うつ病は何科?」
 
をきちんと理解した上で、病院探しに入りましょう。
 
 

うつ病を診察できるのは「精神科」だけ

ややこしい事情がいろいろあるのですが、先に答えを言ってしまうと、うつ病を治すのは
 
「精神科」
 
です。
うつ病になった人はみんな精神科へ行きます。
 
ただですね、精神科ってやっぱイメージがあんまりよくないんですよ。
精神疾患に対する差別・偏見って、未だに根強いですし。
 
で、このイメージを緩和するために、精神科はほかの診療科の名前を借りて、実質は「精神科」の診療をすることにしました。
 
どこの診療科の名前を借りたかというと
 
「心療内科」
 
という診療科です。
 
もともと、ストレスが原因で生じた体の不調(「心身症」といいます)を扱う診療科なので、精神科とまったく関係ないわけでもなく、また名前の響き的にも穏やかな感じです。
 
というわけで、うつ病は本来精神科へ行くのだけれど、心療内科でも診察してもらえる、というわけです。
 
ただひとつ注意しなければならないのは、
 
「探して見つけた心療内科が、どちらの心療内科か?」
 
ということですね。
 
「心身症」を扱う本来の心療内科なのか?
「実質は精神科」の心療内科なのか?
 
一番確実なのは、その病院に電話して、
 
「うつ病の診察をしたいが、精神科の医者がいる病院ですか?」
 
と聞いてみるのがいいです。
 
あとは、うつ病を扱う実質精神科の心療内科は、看板やウェブサイトに
 
「心療内科・精神科」
 
のような感じで「精神」の文字が入っていることが多いです。
 
なお、大学病院のような複数の診療科がある病院で「精神科」と「心療内科」が両方ある場合、この「心療内科」は心身症を扱う、本来の心療内科です。
 
また、最近は「メンタルヘルス科」「メンタルヘルスクリニック」といった名前をつけている病院も多いです。
これらの名前がついているところも実質「精神科」ですので、うつ病になったら行く病院です。
 
最後に
 
「神経内科」
 
です。
ここではうつ病は診てもらえません。
 
パーキンソン病・てんかん・脳卒中...etc
 
そんな感じの病気を扱うところです。
 
まとめると、うつ病になったら行く診療科は
 
  • 精神科
  • 心療内科(実質「精神科」)
  • メンタルヘルス科
  • メンタルヘルスクリニック
で、似ているけどうつ病は関係ないのが
 
  • 心療内科(「心身症」を扱う本来の心療内科)
  • 神経内科
と、このような感じになります。
 
あとは念のため、直接病院へ電話確認が安全ですね。
 
 

通える範囲の病院をピックアップ

さて、このややこしい
 
「うつ病は何科?」
 
を理解したところで、
ようやく病院探しをはじめることができます。
 
まずは、自分が通える範囲の病院をピックアップします。
 
インターネットで探してもいいですし、本で探してもいいと思います。
私は大体、インターネットで探します。
 
Googleで「病院検索」で検索をかければ、病院を検索できるサイトが山ほど見つかります。
自分の使いやすいもので、いいと思います。
 
私はよく下記のサイトを使います。
(関東近辺の情報が詳しいです)
 
「ドクターズファイル」
 
ここで一点注意があります。
サイトに載っている「口コミ」や「名医ランキング」は、基本的に参考にしないほうがよいです。
 
うつ病でのよい医者とは、自分と相性がいい医者のことなんです。
 
相性がいい医者なんて、探して見つかるものではありません。
めぐり合えたらラッキー的なもの、です。
 
↓よい医者の詳細についてはこちらをご参照ください
 
 
話しを戻します。
 
通える範囲の病院をピックアップするわけですが、ここで長く通院する際のストレスについてみてください。
 
普通は自宅近くの通いやすい病院をピックアップするのがよいです。
家から近い病院なら、通院のストレスは少ないです。
 
ただ、それ以外の場合もあります。
 
例えば、
 
  • 仕事帰りに通院するから、会社の近くの方がストレスが少ない
  • 家(会社)の近くだと、知り合いに通院を知られる可能性があるから、少し離れた病院の方がストレスが少ない
  • 繁華街を避けた場所が、ストレスが少ない
 
その他いろいろ考えられます。
 
自分がストレスを感じない範囲の病院を、ピックアップしてください。
 
私は電車(はじめ乗り物全般)に乗るのが嫌いなので、自宅から歩いて通える病院を選びました。
 
 

よい医者探しの補足

なお、最近得た情報ですが、下記検索サイトはよいとの評判です。
 
「精神科医療機関の見える化システム」(COMBO提供)
 

「元気+サークルズin秋葉原」の母体であるCOMBO(地域精神保健福祉機構)が提供しているサービスなので、信頼性は高いです。

ただし、利用できるのはCOMBOが発行している「メンタルヘルスマガジン こころの元気+」の購読会員のみとのことです。

年会費は5,000円。

会員でなくとも検索自体は行えますが、病院の評価を見ることができないので注意が必要です。

 
 
 

いつ通院するかを検討

次に、診療スケジュール(何曜日やっていて、何曜日休みか)と診療時間の確認です。
 
特に仕事をしながら通院する人は、検討が必要です。
 
  • 会社を休んで(遅刻して、早退して)通院するのか
  • 仕事が終わった後、通院するのか
  • 仕事が休みの日に通院するのか
 
ここでも目安はストレスの少なさ、です。
 
夜遅くや土日に診察をしている病院は、かなり混むことが多いです。
加えて仕事の後の時間や、休みの日が通院で削られます。
 
一方、平日の昼間に通院するのであれば、会社の同僚に少なからず迷惑をかけることになります。
 
どの選択が一番ストレスが少ないか、よく検討しましょう。
 
私は、フレックス制度を使って、金曜日の午後に通院していました。
診察後、薬の変更や増量・減量をすることがあるのですが、薬に慣れるまで体調が優れないことがあります。
金曜日に通院しておけば、体調が優れなくても、土日ゆっくり休めるので、金曜日診察はおすすめです。
 
 
 

病院の規模。個人的には「中規模個人経営クリニック」がおすすめ

次に病院の種類を決めます。
 

大学病院・総合病院

まず大学病院や総合病院です。
 
設備は整っています。
また他の診療科も併設されているため、何かあった時にも安心です。
あとは、入院施設があることと、急患の対応をしてくれます。
 
いわゆる冒頭で書いた
 
「よいものがいっぱいある病院」
 
です。
 
ただ、ものすごく患者数が多く、診療の待ち時間・会計の待ち時間・薬を貰う待ち時間、さらに、行き帰り往復の時間をあわせると、一度の通院で半日以上はつぶれます。
 
診察時間そのものは5~15分程度です。
 
また、病院にもよりますが、診療が必ずしも毎回同じ医者でない場合があります。
 
ストレスになる要因はかなりあります。
 
私はこのような病院はできるだけ避けますが、やっぱり大学病院は安心、という人もいます。
 
 

小規模個人経営クリニック

次に、街中にある個人経営のクリニックです。
 
最近はどこもきれいで、入りやすい雰囲気のクリニックが多いです。
また比較的通いやすいところにあります。
待ち時間はどこも長いですが、大学病院ほどではありません。
ほとんどが完全予約制のため、長くて30分程度です。
 
小さい規模のクリニックだと、設備はそれほど充実していません。
また、基本的に医師が1人で全てやらなければならないため、診察も若干あわただしい感じのクリニックも多いです。
 
 

中規模個人経営クリニック

中規模以上のクリニックになると、ある程度充実しています。
また医者が2人以上、ケースワーカー、看護師が常駐しているクリニックもあります。
 
そのため、小さい規模のクリニックにくらべると、診察にも余裕がある感じがします。
ただ、患者数が増えてくると、新規の患者は、常駐の医者(院長)の診察ではなく、非常勤の医者へまわされる傾向が強いです。
 
また、この規模のクリニックは数がそれほど多くないため、遠方から通院ということもあり得ます。
 
個人経営クリニックはある意味、医者と相性があうかどうかが、大きな決め手となります。
ただ、先に書いた通り、相性のいい医者は、探して見つかるものではありません。
 
であれば、中規模以上クリニックに通えるのであれば、まずはそこに行ってみるのがベスト。
個人的にはそう考えています。
 
私自身、転居等でいくつかのクリニックに通ったことがありますが、定期的な血液検査を行っていたのは、中規模クリニックだけでした。
また、医療費負担が安くなる制度をはじめ、各種制度の紹介をしてくれたのも、中規模クリニックだけでした。
 
このような対応は看護師やソーシャルワーカーがいるクリニックならではのものです。
 
 
あくまで個人的な意見ですが
 
中規模個人経営クリニック > 小規模個人経営クリニック > 大学病院・総合病院
 
の順番で探すと、ストレスが少ないと思います。
 
 
 

まとめ

今まで挙げたほかにも、ストレスが懸念されることはたくさんあると思います。
ある程度、病院の候補が出揃ったら、それぞれの病院に電話をして、それらの懸念事項について直接確認してみることをおすすめします。
 
インターネットや本の情報だけでは分からなかった、思わぬメリットやデメリットが分かることも多いです。
 
そして一通り検討し終えたら、あとはあまり考えすぎず、よいと思う病院に早めに行ったほうがよいです。
 
病院探しでいくら慎重に検討しても、結局は行って見ないと分からないところはあります。
 
何より病院探しに時間をかけ過ぎて、初診が遅れてしまうようなことがあってはなりません。
 
うつ病は早く治療をはじめれば、早く治る病気です。
 
よい病院探しをするあまり、うつ病の回復が遅れることがないよう、充分気をつけましょう。

Tumisu / Pixabay

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