うつ病で〇〇するには?

うつ病で友達を作る方法-オフ会・サークル・自助グループ

2017/06/12

うつ病になると、気分が落ち込んで行動範囲も狭くなります。

当然交友関係も狭くなってきます。

とはいえ

 

「友達と遊びたい」

「友達と話がしたい」

 

という気持ちも変わらずあるわけです。

(もちろん調子がよい悪いに左右されますが)

 

このように「うつ病だけど友達が欲しい」という時ってどうすればいいのでしょう?

 

 

今までの友達(ドタキャンを理解してくれない場合)

すぐに連絡が取れて気軽に遊べるといえば、今の友達や今までの友達です。

 

ただ、これは必ずしも上手くいくとは限りません。

 

今までの友達とは、今までの皆さんのことしか知らない、すなわち「健康だった頃の皆さんのことしか知らない友達」のことです。

でも今の皆さんはうつ病であり、それゆえ昔当たり前のようにできたことでも、今なかなかうまくできないこともあります。

 

例えば、約束を守るということ。

 

今までの友達と遊ぶ約束をする。

うつ病で急に行けなくなるかも知れないと伝える。

友達はもちろん大丈夫、と言ってくれる。

当日調子が悪くて行けなかった。

また今度遊ぼうと言ってくれる。

 

これが一度だけであれば、友情は健在です。

ただ経験ある人多いと思いますが、ドタキャンって2度3度続くことが多いです。

 

理由は二つ。

 

ひとつは、次こそは行かなければというプレッシャー。

 

そして、もうひとつはプレッシャーの原因です。

プレッシャーの原因とはなにか?

それは、友達が自分のうつ病を理解していない、ということです。

 

友達は自分のうつ病を理解していない。

つまりさぼりだと思われてる。

だから次こそいかなければー。

 

というプレッシャーです。

 

「うつ病なのは分かるけど、ドタキャンってありえなくない?」

 

と思われているのを感じ取っているのです。

 

「気にしすぎ、そんなこと思ってないよ」

 

周りの人に、よくそう諭(さと)されます。

 

でも私の経験上、残念ながら「そうではないこと」がほとんどなんです。

うつ病で嫌な思いを重ねると、表情や言葉の端々から、敏感に読み取れるようになってしまうんです、悲しいことに。

 

ちょっと話しがそれましたが、今までの友達とは、健康な頃の皆さんのイメージがとても強いため、現在のうつ病の皆さんとのギャップがどうしても理解できません。

そのため、どうしても「うつ病の皆さん」はそっちのけになり、「健康な皆さん」前提で考えが進んでしまいます。

 

その結果

 

「どうして約束守れないの?」

「言い訳ばっかりいってるじゃん?」

 

となってしまうわけです。

 

こうなってしまうと、うつ病の間の遊び相手どころか、うつ病が回復した後の友情にも亀裂がはいりかねません。

 

このような状態になりそうな場合は、うつ病の間の友情回復は諦めて、距離を置くのが賢い選択です。

 

 

今までの友達(ドタキャンを理解してくれる場合)

今までの話を逆に考えると、何度ドタキャンしても、快く(こころよく)会ってくれる友達こそが、今いる友達の中で、うつ病になっても付き合っていける友達です。

 

私にも今、少しですがそんな友達がいます。

感謝ですね。

 

このように「ドタキャンを快く許してくれるか?」が、うつ病中に付き合っていける友達を見つける目安の一つとなります。

 

また「ドタキャンしても大丈夫」だと思えると、安心感からドタキャンの回数も減って、会う楽しみも増えていく、という好循環も生じます。

 

あとは、そのような友達と付き合う上でのコツです。

 

いくら彼ら、彼女らが、私のドタキャンを許してくれるとはいえ、まったくのむだ足を踏ませてしまうのは申し訳ないということに、変わりありません。

 

そこで私は、会う約束をする時は自分を含め3人くらいを目安にしています。

そうすれば万が一私がドタキャンしても残りの2人で遊びに行くことができます。

また、そうすることにより、自分の心の余裕も生まれ、(ドタキャンしても友達にむだ足を踏ませないで大丈夫だ)私のドタキャン率も減ることとなります。

 

ただ、あまり人数はあまり増やしすぎないほうが安心です。

うつ病の時は、大人数の中にいるだけでエネルギーを消耗します。

3~4人くらいがベストです。

 

 

新しい友達を作る(習い事をはじめる)

うつ病になったのを機に新しい友達を作るのもいいかもしれません。

ただ、普通の方法では、よっぽど周囲の理解がない限り、新しい友達を作るというのは難しいと思います。

 

私は以前、うつ病で仕事を休職したことがありました。

その時、一日中家にこもっているのもよくないということで、習い事をしたことがありました。

 

習い事そのものにはそれほど興味はなく、友達ができればいいな、という思いではじめてみました。

 

うつ病でできないことが色々ある、ということを予め知ってもらうために、あえてオープン(自分がうつ病であることを打ち明ける)で習い事を始めました。

うつ病であること自体の差別や偏見といったものは受けずに快く迎え入れてもらうことができ、しばらくは楽しく習い事を続けることができました。

 

ただ、このころの楽しさというものは、うつ病を理解して受け入れてもらえたというより、初心者として受け入れてもらえたという意味合いが強かったんだと思います。

 

しばらくして、初心者扱いがなくなると、人間関係のいざこざや、習い事の会を運営していく上での役回りなどが、普通の人たちと同じように降りかかってきました。

 

「あの~、うつ病なので」

 

とはとてもいえる雰囲気ではありません。

それでも一度、先生にあたる方に相談に行ってみました。

 

「うつ病なので、今の人間関係や役回りがとてもきついです」

 

と。

とてもいい先生でしたが、にこにこと

 

「大丈夫、すぐ慣れるよ」

 

という一言だけでした。

その言葉を聞き、

 

人間的にいい人が必ずしもうつ病に理解を示してくれる人ではない

 

というとが分かりました。

その後、しばらく我慢を重ねて続けましたが、結局その習い事はやめました。

残念ながら、その後も付き合いのある友達はできませんでした。

 

新しい友達を作る(注意事項)

もちろん習い事やサークル、団体に参加することが、このように全て失敗に終わるわけではないと思います。

ただ、一般の人たちに、正しいうつ病の認識を持ってもらうのは、正直相当難しいです。

 

「「自分はうつ病です」と伝えても、全ては理解されていない」

 

もしくはその時は理解されていても、

 

「時間と共に忘れられていく or 軽く受け取られるようになる」

 

と考えていたほうがよいです。

 

その上で、もしそのようなところへ参加する機会がある場合は、以下のような点に注意するのがいいと思います。

  1. 定期的・強制的な行事がある場合は参加を辞退する
  2. (例え軽いものであれ)役職や当番は辞退する
  3. うつ病のため、遅刻・途中休憩・途中帰宅があることを予め伝える

 

その時大丈夫だと思っても、プレッシャーになりそうな要因(定期的・役職等)は予め辞退しておかないと、後々苦しむことになります。

 

こんな条件が許されるところがあるのか?

私が思いつく限りでは、

  • ヨガ
  • ティラピス
  • フィットネスクラブ
  • スポーツクラブ
  • スイミング

 

基本的に団体ではなく一人で行えるもの。

ドロップイン(一回だけ参加)が可能なもの。

機会があれば他の人とも話ができる。

 

そんな感じのものですね。

 

 

新しい友達を作る(デイケアー・地域活動センターへ通う)

習い事で失敗をし、ほかに何もする気がなかった頃、通っている病院で、

 

「デイケアー」

「地域活動センター」

 

というものを紹介してもらったことがありました。

 

今まで昼間働いていたけど、休職・退職等で昼間居場所がない、なんて時によく勧めれるそうです。

 

人によると思いますが、私には合いませんでした。

 

「レベルが低く、幼稚である」

 

というのが正直な感想です。

 

どちらの施設にもさまざまな病状の利用者の方がおり、施設のレベルは症状が一番重い利用者の方に合わせられます。

 

したがって、私のような印象を受ける人も出てくるというわけです。

 

ただ、「デイケアー」「地域活動センター」もその種類は、地域によってさまざまですので、そういった場で気の合う仲間を見つけた方もたくさんいらっしゃるようです。

 

 

新しい友達を作る(自助グループ)

なかなか新しい友達が見つからない。

そんな時たまたま見つけたのが、「自助グループ」というものです。

 

簡単に言うと、うつ病患者の人たち本人が、自分たちで話し合いをするための会場を設定して、司会をして、話し合いをするというものです。

「当事者会」なんて呼ばれ方をすることもあります。

 

私も都内で主催している自助グループ2つほど、参加したことがあります。

 

ひとつは都内でも規模の大きい自助グループ「東京うつ病友の会」、もうひとつはその自助グループでたまたま知り合った方が主催している小規模の自助グループである「元気+サークルズin秋葉原」でした。

 

特に「元気+サークルズin秋葉原」にはご縁があり、個人的に応援するサイト(当サイト)を作らせていただいております。

 

 

※「東京うつ病友の会」のサイトは、全国の自助グループのリンク集が充実していて、とても役に立ちます。

 

第一印象はどちらも「健全」。

うつ病患者が主催だからといって、通常の方が主催する会となんら遜色はありません。

 

そしてなにより安心したのが、次のルールでした。

 

「開催時間内であれば、いつ来ても、いつ帰ってもよいです」

 

うつ病ニなって依頼、何かに参加するたびにまず頭をよぎった心配は

 

「もし調子が悪くなったらどうしよう?」

 

でした。

経験した方も多いと思いますが、どうしようと思うほどにプレッシャーが大きくなり調子が悪くなり、キャンセルしてしまう。

そのため、先に書いた、うつ病に理解のない今の友達や、一般の新しい友達との付き合いが余計に疎遠になってしまう。

 

>「開催時間内であれば、いつ来ても、いつ帰ってもよいです」

 

今まで何年も何年も心配して困っていた悩みがまさにこの一言で解決です。

うつ病の当事者ならではのルール、といったところです。

 

運営やルールもかなりしっかりしており、個人情報や宗教勧誘等がないよう、配慮されたものでした。

 

ただ、非常にしっかりした運営をしているということは、逆を言うと、一度や二度参加したくらいで連絡先を交換しあえるような、ナンパな会ではないということですね。

 

基本は司会者(ファシリテーターといいます)がその日の議題に沿って、参加者の意見や質問を聞いていく、という話し合いを2時間程度。

その中でたまにフリートークが入ったり、話し合い終了後、時間と都合が会う時は、お茶を飲みに行ったりして仲良くなることもあるようです。

 

私がイメージした新しい友達ができる場に一番近いのが、この「自助グループ」です。

お互いの病状を理解しているというのはとても重要です。

 

ただ、勘違いしてはいけないのが、自助グループとは「病気についての情報交換や感情の共有」を行う場であり、友達を作りに行く場所ではないということです。

 

気軽に連絡先を聞きまわるなどの行為は、おそらく怒られますのでご注意ください。

 

 

オフ会・サークル

「友達を作りたいなら、自分で企画すればいい」

そう思い、不定期でオフ会を開催しております。

 

先にご紹介した「元気+サークルズin秋葉原」のメンバーに声をかけ、わたし個人の運営で行っております。

開催情報は下記で随時お知らせしておりますので、興味がある方はぜひご参照ください。

 

参加資格は特にありませんので、お気軽にお問合せください!

 

 

新しい友達を作る(ネット・SNS経由)

うつ病の定番、ネットで友達を作る、ですね。

 

賛否両論ありますが。

基本的に2つ約束守れれば、ネットで友達作っていいと思います。

  1. 直接会わないこと
  2. 依存しないこと

 

お金を渡さないこととか、写真を送らないこととかは、もうきりがないので書きません。

 

まず、直接会わないことですね。

ネットの向こうの人がどんな人かなんて、誰もわかりませんから、絶対会う約束とかしちゃダメですよ。

 

あとは、依存しないこと。

これはネットで知り合った友達に依存しないことはもちろんのこと、ネットそのものに依存しないことも含まれています。

 

うつ病は本当にネット依存しやすいです。

そして依存体質というものは、うつ病の回復を相当に遅らせます。

寝ないでネットやってたりする場合は、もちろん悪化させます。

 

逆に言うと、ネット友達のいいところというのは、調子のいい時限定での付き合いができるってところですよね。

メールであれ、SNSであれ、調子が悪ければ開かなければいいんですから。

 

で、調子がよくなったら「ごめーん、しばらく死んでたわー♡」ってね。

 

 

まとめ

うつで友達を作るにはどうすればよいか?

 

色々書いてきたわけですが、忘れてはいけない大事なことがあります。

 

「友達がいなくて寂しい、孤独だ」と強く感じること、これもうつ病の代表的な症状の一つです。

 

そして今まで友達がたくさんいた人ほど、この傾向は顕著です。

そのため、その孤独感を埋めるべく、躍起になって、友達に電話をかけまくったり、新しい友達を探し回ったりします。

 

でも、うつ病の時というのは非常にエネルギーが落ちている時期です。

そして人がエネルギーを消費する時の一つが、人と接する時です。

 

エネルギーが落ちている時に電話をかけまくったり、友達を探し回ったりすれば、消費によりうつ病の悪化は進みます。

 

うつ病の時の交友関係は、少人数、やや抑え目が基本です。

今まで書いてきた通り、うつ病をきちんと理解して付き合ってくれる人とは本当に少ないものです。

なので、無理に友達を増やそうとせず、人数は少なくともそのような人たちと、安心して付き合っていくと、無駄に辛い思いをすることもなく、楽しくすごせると思います。

 

また、うつ病になると、うつ病を理解してくれない人は「悪い人」のように思えてくる時があります。

確かに理解してくれたほうがよいのですが、私の経験から言うと、一般の人が本当にうつ病を理解するというのは、かなり難しいです。

友人どころか、家族ですら理解は難しいのが現実です。

 

そのため、うつ病を理解できない友人や、うつ病に偏見を持つ友人がいた場合は、反発しあうのではなく、

 

「それが普通の反応なんだ」

 

と思ってうつ病が治るまで距離を置いてください。

うつ病が治ればまた仲のよい関係に戻れることもあるのですから、一時的な感情でその可能性を捨ててしまうこともないと思います。

 

うつ病になると、それまでのうわべの関係が取れた、本当の人間関係が見えてきます。

辛いことが非常に多いです。

ただ、そこで得た本当の信頼関係は他では得ることのできないものです。

 

不安や孤独、苦しさだけに目を奪われることなく、皆様が価値ある何かを見つけられることを願っております。

Alexas_Fotos / Pixabay

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